おうちのトイプードルの顔周りのカットをご自宅でやってみたいと思ったことはありませんか?
トイプードルは、他の犬よりも毛がくるくるしていて、ブラシでしっかり伸ばすとふわふわになるので、様々なカットスタイルを楽しむことができます。
おうちでトイプードルの顔周りのカットができれば、自分好みにカットすることもできますし、トリミング代節約にもなります!また、老犬になった時も自宅でトリミングができれば安心ですね。
今回は、自宅でトイプードルの顔周りのカットの仕方を動画付きでご紹介します。
こんな方におすすめ
- トイプードルの顔周りカットの仕方が知りたい!
- トイプードルの顔周りのカットに必要な道具が知りたい!
トイプードルの顔周りのカットの仕方
それではトイプードルの顔周りのカットの仕方を順を追って説明します。
- 保定する
- 口周り(マズル)をつくる
- 頭の形をつくる
- 面をそろえる(チッピング)
トイプードルの顔周りのカットの仕方まとめ動画はこちら↓
保定する
トイプードルの顔周りのカットをする時は、顔が動かないように保定しましょう。
保定方法は、以下の写真のようにトイプードルの顎下の毛を掴んで顔を左右上下に動かさないようにします。
保定のために顎下の毛を掴むので、顎下の毛は1番最後にカットしましょう。
口周り(マズル)をつくる
実際に私がトリミングをするときは、まずマズル(口周り)の形を楕円形に作っていきます。
最初は形を作るだけなので、スキバサミでカットしてください。
顎下のハサミの入れ方は、口角が上がるように以下の写真のような角度でハサミを入れることがポイントです。
口の中に入っている毛もストレートのハサミでカットしましょう。
この作業をする時に舌が出てくることがあるので、犬の口が開かないように以下の写真のように、指で挟んで押さえながら慎重に行ってください。
ひとまず以下の写真くらい丸くなったら、頭のカットに移ります。
頭の形をつくる
コームで頭と耳の毛を逆立ててからハサミを入れて、頭の形を決めていきます。
今回はキノコカットなので、頭の毛と耳の毛が繋がるように、耳の毛も一緒にコームで逆立てていきます。
※頭のカットは動画で見た方がわかりやすいので、下の動画を参考にしてください。
面を整える(チッピング)
最後に、マズルと頭の毛をカーブバサミで整えます。
ちなみに、犬の被毛を整え面をそろえることをチッピングと言います。
チッピングをするときは、毛の表面をそろえるように宙を切っている感覚でカットします。
トイプードルの顔周りのカットに必要な道具
トイプードルの顔周りのカットに必要な道具は主に以下の2つです。
- ハサミ
- コーム
ハサミ
スキバサミとストレートバサミ、カーブバサミを用意してください。
初心者の方は、楽天やAmazonで売っているセットのものから使い始めるのがおすすめですよ!
コーム
コームは、顔周りをカットする際に、被毛を立てるために使います。
トイプードルの顔周りのカット以外のお手入れ方法は?
トイプードルの顔周りのカット以外のお手入れの一連の流れをご紹介します。
1.爪切り
犬の爪は、真ん中に血管が通っているので、深爪しすぎると出血してしまいます。
真ん中の血管を中心にして、周りから少しずつ切ってあげましょう。
爪切りの動画付きの詳細記事はこちら
2.耳掃除
トイプードルは、耳の中に毛が生えてくる性質があります。
そのため耳掃除をする前に、耳毛をカンシで抜いてから、イヤーローションをつけたコットンや綿棒で掃除してあげてください。
耳掃除動画付きの詳細記事はこちら
3.足裏バリカン
トイプードルは、足裏の肉球の間に毛が生えてくるので、バリカンで刈ってあげることをお勧めします。
犬の足裏は、指と指の間に水かきのようなものがあり、バリカンで引っ掛けてしまうと怪我をさせてしまいます。指を使ってよく開いてからバリカンを入れてあげてください。
足裏バリカン動画付きの詳細記事はこちら
4.肛門バリカン
次に肛門周りのバリカンを入れてすっきりさせてあげましょう。
トイプードルがうんちをした時に、肛門周りの毛が伸びているとうんちがぶら下がってしまうからです。
肛門周りの皮膚は、筋がたくさんあるので肛門を中心に外側に向けて優しくバリカンをかけてあげてください。
肛門バリカン動画付きの詳細記事はこちら
5.お腹バリカン
最後に、お腹のバリカンを入れてあげます。
お腹のバリカンを入れる理由は、犬はお腹周りに陰部があるので、毛についてしまったおしっこなどをバリカンで刈って清潔に保ってあげるためです。
お腹周りも陰部や乳首があり、怪我をさせやすい場所なので、皮膚とバリカンの角度を平行に力を入れすぎず作業を行ってください。
お腹バリカンの動画付きの詳細記事はこちら
6.ブラッシング
下準備が終わったら、スリッカーとコームいうブラシで軽くブラッシングをしてあげてください。
スリッカーは、ブラシの一本一本が針のような作りになっているので、力を入れすぎないように軽く肢をつかんでブラッシングしてあげましょう。
ブラッシングの詳細記事はこちら
7.肛門腺絞り
ブラッシングが終わったら、シャンプーに入れる前に肛門腺絞りを行います。
肛門腺絞りとは、犬の肛門の下左右に入っている臭い液体を絞ることです。
肛門腺絞りを行わないと、溜まりすぎた臭い液体が炎症を起こしたり、最悪の場合破裂してお尻に穴が開いてしまいます。
肛門腺絞りのやり方や具体的な内容は、こちらの記事に掲載してありますので、参考にしてください
8.シャンプー
肛門腺絞りが完了したら、シャンプーをしていきます。
トイプードルのシャンプーをする際には、洗面器やボールなどをつかいネットで泡を立ててから洗っていきましょう。
洗う場所の順番は、以下になります。
シャワーで全体を濡らす
→泡を体につける
→泡を顔につける
→シャワーで顔を流す
→シャワーで体を流す
これを2回繰り返して、リンスをしたら完了です。
シャンプーのやり方動画付きの詳細記事はこちら
9.ブロー
シャンプーが終わったら、タオルで犬をよく拭いてから、ドライヤーで乾かしていきます。
トイプードルは、ドライヤーで乾かす際にスリッカーブラシでブラッシングしながら風を当てていくとふわふわに仕上がります。
ブロー方法動画付きの詳細記事はこちら
10.体のカット(バリカン)
トイプードルをドライヤーで乾かしたら、体のカットをしていきます。
初心者の方は、犬の体や足をバリカンでカットすることをお勧めします。
バリカンで体をカットする際には、犬の皮膚を引っ張りながらピンと張った状態で、毛並みに沿ってバリカンをかけてください。
またバリカンを動かす時は、ゆっくりとしたスピードでかけるとキレイに仕上げることが出来ます。
バリカンのかけ方動画付きの詳細記事はこちら
トイプードル顔周りのカットの仕方まとめ
今回は、トイプードルの顔周りのカットの仕方を以下の項目別にご紹介しました。
トイプードルの顔周りのカットは、初め難しいですが、慣れてくると様々なスタイルを試すこともできるのでお家でチャレンジしてみるととても楽しいと思います。
初めてトイプードルの顔周りのカットをするときは、怪我をさせないようにしっかりと保定するということから始めてみましょう!