犬のバリカンの使い方がわからない!使い方のコツは何?と気になっていませんか?
結論から言うと、犬のバリカンは以下のコツを抑えて使うことで、きれいにカットすることができます。
▼犬用バリカン使い方のコツ
①毛並みに沿ってバリカンを入れて行く
②皮膚を引っ張りながらピンと伸ばして刈る
③バリカンをゆっくりめのスピードで動かして行く
④手入れをしっかりする
ただ初心者の方はこれだけ説明されても、犬のバリカンの上手な使い方はイメージしにくいですよね。
そのためこの記事では、犬用バリカンの使い方を動画を使いながら順を追って詳しく紹介していきます。ぜひ参考にしてくださいね。
こんな方におすすめ
- 犬用バリカンの使い方のコツが知りたい
- 犬用バリカンの使い方・手順が知りたい
- 刈れ味の良い品質の良い犬用バリカンを知りたい
犬用バリカンの使い方のコツ
①毛並みに沿ってバリカンを入れて行く
②皮膚を引っ張りながらピンと伸ばして刈る
③バリカンをゆっくりめのスピードで動かして行く
④手入れをしっかりする
①毛並みに沿ってバリカンを入れて行く
愛犬にバリカンを使う際は、毛が生えている方向に向かってバリカンを入れていきます。毛の流れは個体差があるので、よく見ながら使ってください。
ここで注意してほしいポイントは、決して逆剃りをしないということ。
取り付けたアタッチメントの長さよりも、とてつもなく短くなってしまうので毛の流れは良く確認してからバリカンを使いましょう。
➁皮膚を引っ張りながらピンと伸ばして刈る
犬用バリカンを使うときは、片方の手で皮膚を引っ張りながらピンと伸ばして作業しましょう。
理由としては、刈り残しをださないためや、皮膚のたるみに引っかかってけがをさせてしまうことを防止するためです。
③バリカンをゆっくりめのスピードで動かしていく
犬用バリカンをかける際には、ゆっくりめのスピードでバリカンを動かしていってください。
速いスピードでバリカンを動かしてしまうと、バリカンの刃が左右に動き毛を刈るスピードが追いつかず、刈り残しがでてきてしまいます。
また怪我やカット場所のミスにも繋がりやすいので、ゆっくりとバリカンを動かしていってください。
※スピードの目安は先ほどの動画をご覧ください。
④手入れをしっかりする
バリカンの刃に毛が挟まっていると、全くバリカンが刈れなくなってしまいます。
バリカンを使った後は、バリカンの刃を外し上下の刃に挟まった毛を掃除してください。
またバリカンにオイルをさして置くと上下の刃の滑りが良くなり刈り味が良くなるのでおすすめですよ!
犬のバリカンの使い方と手順(動画付き)
それではさっそく犬のバリカンの使い方を順を追って紹介していきます。
バリカンを使う順番は特に決まっていませんが、普段私がバリカンを使う際の手順を紹介するので、参考にしてくださいね。
①背中を刈る
②側面を刈る
③首下、胸を刈る
④胸下を刈る
⑤お腹(上部)を刈る
➅足裏・肛門まわり・お腹(陰部まわり)を刈る
➅足裏・肛門まわり・お腹(陰部まわり)にバリカンをかける時は1ミリでカットするときれいに仕上がりますよ!
犬のバリカンの使い方と手順をまとめた動画はコチラ↓
①背中を刈る
まずバリカンに好きな長さのアタッチメントをつけて、背中から刈りはじめます。
背中は皮膚がたるみやすいので、片手で皮膚を伸ばしながら、毛並みに沿ってバリカンをゆっくり動かしていってください。
基本時に首元から、尻尾の付け根までを刈っていきます。
②側面を刈る
左右の側面を刈っていきます。
側面に関しても、皮膚を引き伸ばして下の方の毛も出来るだけ刈ってしまうと、後々楽になりますよ。
③首下、胸を刈る
次に首下と胸を刈ります。
首下のサイドは、耳を手で押さえながら首元から刈っていきましょう。
胸下は、胸骨がありデコボコしている犬もいるので、毛の流れを見ながら、怪我をさせないように刈っていきましょう。
④胸下を刈る
犬の足を片足ずつ上げながら、左右の胸下を刈っていきましょう。
脇は筋がたくさんあるので、バリカンを引っ掛けて怪我をさせないように十分注意してください。
⑤お腹を刈る
犬の両手を掴みながら持ち上げて、お腹の毛を刈っていきます。
写真のプードルは体重が軽いので片手で持ち上げていますが、体重の重い子は2人がかりで作業した方が安全です。
➅足裏・肛門まわり・お腹(陰部まわり)を刈る
ここまで胴体のバリカンが完了したら、次は足裏・肛門まわり・お腹(陰部まわり)を刈っていきましょう。
それぞれの部位のバリカンのやり方は、記事別に詳しく紹介しているので、以下のリンクをクリックすれば詳しい内容が確認できます。
足裏バリカンのかけ方はこちら⬇️
肛門周りバリカンのかけ方はこちら⬇️
お腹周りのバリカンのかけ方はこちら↓
犬用バリカンを使う時のよくある失敗例
パターン①怪我をさせてしまった
古いバリカンを使用したり、バリカンの使い方が悪いと犬に怪我をさせてしまうことがあります。
特に皮膚の状態が悪かったり、初めてバリカンをかける犬はバリカン負けをしやすいです。
そういった犬は、体にベビーパウダーをつけてからバリカンをかけてあげるとバリカン負けや怪我をしにくくなるので試してみてください。
バリカン負けをしてしまった時の対処法はこちら⬇️
パターン②仕上がりがガタガタになってしまった
毛並みをしっかり確認せず、バリカンをかけると仕上がりがガタガタで虎刈りのようになってしまうことがあります。
特にミニチュアダックスやペキニーズなどの本来カットの必要ない犬種は、毛並みに沿ってバリカンをかけないと虎狩りになりやすいです。
バリカンをかける時は、毛並みをしっかり確認してからバリカンをかけるようにすることをお薦めします。
パターン③バリカンをかけたくないところを刈ってしまった
犬にバリカンをかける際に、集中していなかったり、バリカンを速いスピードで動かしてしまったりすることによって、本来を残しておくべき場所の毛を刈ってしまうことがあります。
例えば、足の毛は残して長めのカットにするはずが、体の毛のバリカンをかける流れで刈ってしまい短くなってしまったなどです。
そういったミスをなくすためにもバリカンをかける際には集中して、ゆっくりとしたスピードでかけていきましょう。
パターン④仕上がりが思っていたより短かった
初めてバリカンをかける時は、どのアタッチメントがどのくらいの長さになるのかわからず、想定よりも短くなってしまうということがあります。
初めてバリカンをかける時は、背中からかけてしまうと仕上がりの取り返しがつかなくなるので、アンダーのお腹周辺から試してみると長さを確認しやすいです。
初心者でも使いやすい!犬用バリカンおすすめ3選
chorbmark
①切れ味、馬力
切れ味はかなりいいです。
またセラミック刃なので、愛犬に怪我をさせるリスクが低いです。
②コードの有無
充電式なのでコードレスとしても使用できます。
コードを差し込むことも可能なので、充電が無くなり馬力が弱くなった時などにも即対応できます。
③重さ
重さわずか200g!犬用バリカンの中でもとにかく軽いです。
手にかかる負担も少なくて済みます。
④金額
なんと3,000円以下で購入出来ます!!
通常のトリミング料金の半分の料金で、長く使えるのでかなりお買い得です!
⑤お手入れのしやすさ
刃を取り外すことができるのでお手入れ簡単!
犬用バリカンは、上下の刃の間に毛が詰まりやすいですが、この商品は上下の刃を広げることができるので長く使えます。
Pateker
①切れ味、馬力
セラミック製の刃とチタニウムの刃をダブルで使用しているので
切れ味はかなり良いです。
②コードの有無
こちらも充電式なので、コードレスで使用できます。
充電が切れてきたらコードをつなげることも可能です。
③重さ
重さは650gなので、多少重いです。
腱鞘炎になりやすい方などは、休憩を入れながら作業してください。
④金額
先ほどのバリカンと比較すると少し高いですが、5,000円以内で購入出来ます。
元は確実に取れます!
⑤お手入れのしやすさ
刃も取り外せます。上下の刃の間を広げて、毛を取ることも可能です。
WAHL KM5
①切れ味、馬力
このバリカンはプロ使用なので、今までの初心者用と比べても抜群に切れ味が良いです!
プロ用だと怪我をさせてしまうのでは?と思われる方もいらっしゃると思います。
しかし、このセットになっているアタッチメントをつけることで、刃が直接犬の体に当たらなくなるので
怪我をさせることはまずないです。
②コードの有無
残念ながらコードは取り外せません。
しかしコードがある分馬力はかなりあるので、切れ味が落ちることがありません。
③重さ
365gで少し重いです。
休憩を挟みながら作業してください。
④金額
プロ用なので、お値段は高いです。
アタッチメント付きで、2万円ちょっとになりますが、
プロ用のバリカンの相場感で言うと安い方です。
⑤お手入れのしやすさ
上下の間を開いて毛を取ることも可能ですし、刃を取り外すことも可能です。
ですが、取り外した刃を再度つける時のやり方が少し難しいので
最初は説明書を見ながらやることをお薦めします。
おすすめバリカンの詳細記事はこちら↓
まとめ
今回は、犬用バリカンの使い方をご紹介しました。
犬用バリカンを使用する際には、皮膚を伸ばしながら毛並みに沿ってゆっくりとバリカンをかけていくときれいに仕上がりますよ!