犬のこうもんせん絞りのやり方やコツは?自宅でもできるの?と気になっていませんか?
犬のこうもんせん絞りは、以下の手順で自宅でも簡単に行うことが可能です。
①しっぽを持ち上げる
②こうもんせんの位置を確認する
③指で絞る
ただ、中には「文で説明されてもわからない!」「やってみたけど出来ないからコツが知りたい!」というひともいるでしょう。
そのためこの記事では、初心者でも簡単にこうもんせん絞りができるよう、動画や図を用いてこうもんせん絞りのやり方を詳しく紹介していきます。
・こうもんせん絞りのやり方を動画で解説
・こうもんせん絞りの前に用意するものは?
・こうもんせん絞りの頻度は?
・こうもんせん絞りができない場合は?
最後まで読むことで、犬のこうもんせん絞りに関する疑問をすべて解決することができます。是非参考にしてください。
犬のこうもんせん絞りとは
こうもんせん絞りとは、犬のこうもんせんの中にある液体を絞ることです。
そもそもこうもんせんとは、愛犬の肛門の両側にある分泌腺のこと。
このこうもんせんの中には、ドロッとした臭い「こうもんせん液」という液体が入っており、溜まったら外に排出してあげる必要があります。
特に小型犬や中型犬は、こうもんの筋肉が弱いので、人間が指で絞り出してあげなければなりません。(大型犬などはうんちのタイミングに自力で出せることも)
後ほど詳しく紹介しますが、こうもんせん液が溜まりすぎてしまうと、病気になってしまうことも・・。
そのため、こうもんせん絞りのやり方を覚えて、自分でケアしてあげるようにしましょう。
犬のこうもんせん絞りをする前に知っておくべきこと
こうもんせん絞りのやり方を説明する前に、知っておいた方が良いことを紹介していきます。
こうもんせん液は臭い
文頭でも少し紹介しましたが、こうもんせん液はかなり臭いです。
さらに、こうもんせん絞りをすると、その臭い液体が勢いよくビュッと飛び出してくるので要注意。(乳搾りの牛乳のような勢いで出てきます)
とくに対策をせず、こうもんせん絞りをすると顔面に臭い液を浴びることにもなりかねません。
そのため、対策として以下のようにこうもんせん絞りを行ってください。
・お風呂で絞る
・部屋でやる場合はティシュと消臭スプレーを使う
詳しく見ていきましょう。
できるだけお風呂で絞る
こうもんせん絞りは、できるだけお風呂でやるようにしましょう。
なぜなら、こうもんせん液を出した後、毛にこびりついた匂いをシャワーですぐに流せるからです。
具体的に言うと、先述の通りこうもんせん液はかなり臭い液体。絞り出した後は、肛門周りの毛にこびりついて、異臭をはなってしまいます。
そのためお風呂であれば、すぐにシャンプーで綺麗にできるので、匂いが残らないというわけです。
ただし中には、お風呂に入れるタイミングではないけど、こうもんせん絞りをしたい!という人もいるでしょう。
その場合は、次の方法を試してみてください。
部屋でやる場合はティシュと消臭スプレーを使う
こうもんせん絞りを、お風呂でできない場合、以下のものを用意して実践しましょう。
・ティシュ…こうもんせんを絞った際に出てくる液体を受け止めるために使う。
・犬ボディー用消臭スプレー…こうもんせん液の匂い消しに使う。
先程紹介した通り、こうもんせん絞りは勢いよく臭い液体が飛び出してきます。
そのため、液体が飛び散らないためのティシュが必要。
また、肛門周りの毛にこびりついた液体の匂いを取るために消臭スプレーをつかうというわけです。
ここまで確認できたら、こうもんせん絞りのやり方をみていきましょう。
犬のこうもんせん絞りのやり方
犬のこうもんせん絞りは、以下の手順で行いましょう。
①しっぽを持ち上げる
②こうもんせんの位置を確認する
③指で絞って行く
それでは、詳しく紹介していきます。
手順➀しっぽを上げる
まず、以下の写真のように手で犬のしっぽを持ち上げましょう。
この際、しっかりとしっぽを持ち上げることで、この後確認するこうもんせんがぷくっと浮き上がってわかりやすくなります。
ただし、あまり強い力で引っ張ると犬が痛がるので、注意してくださいね。
手順➁こうもんせんの位置を確認する
次にしっぽを手で持ち上げたまま、こうもんせんの位置を確認しましょう。
下記の図のように、肛門から斜め下左右の位置にぷくっとしたものがあると思います。それがこうもんせんという認識でOKです。
➂指で絞っていく
しっぽを持ち上げたまま、こうもんせんの位置が確認できたら、指で絞っていきましょう。
以下の写真のように、親指と人差し指をつかって、ぷくっと浮き出たこうもんせんを絞っていきます。
こうもんせん絞りをするときのポイントは、
指でつまんで、下から上に押し上げるように絞ること。
このような絞り方をすることで、スムーズにこうもんせん液を出すことができますよ。
こうもんせん液は、物によりますが勢いよく飛び出してくることもあるので、注意してくださいね。
ここまででこうもんせん絞りは完了です。
犬のこうもんせん絞りはなぜ必要なの?
こうもんせん液が溜まってしまうと、炎症が起きこうもんせん炎になってしまう可能性があります。
こうもんせん炎の症状は、次の3つ。
・肛門周りが赤く腫れる
・排便の際痛がる
・お尻周りを気にする
また症状が悪化し、こうもんせん液ぐ溜まりすぎると、こうもんせん破裂して穴が開いてしまうことも・・。
そのため、ある程度の頻度でしっかりとケアしてあげることが大切です。
犬のこうもんせん絞りに関するよくある疑問
ここでは、こうもんせん絞りに関するよくある疑問を紹介します。
Q1.こうもんせん絞りをする頻度は?
Q2.こうもんせん絞りができない場合は?
Q3.こうもんせん液の色が変だけど大丈夫?
それぞれ回答していきます。
Q.こうもんせん絞りをする頻度は?
A.こうもんせん絞りは、大体月に1回程度の頻度で行いましょう。
犬を月に1回程度トリミングサロンに連れて行っている場合は、サロンでやってくれていることがほとんどなので、心配しなくて大丈夫でしょう。
ただし、例外として自宅の犬が次のような仕草をしていたら、すぐにこうもんせん絞りをしてあげてください。
例外:犬がおしり歩きしていたらすぐに絞ってあげよう!
犬はこうもんせんが溜まっているときに、お尻を床にピタッとくっつけながらお尻歩きすることがあります。
また肛門を舐めたり自分のしっぽを追いかけるなどの仕草をすることも。
これをしている時は、こうもんせん液が溜まっている可能性が高いです。
すぐにこうもんせん絞りをしてあげましょう。
犬がお尻歩きしているイメージ動画↓
Q.こうもんせん絞りができない場合は?
この記事の通りこうもんせん絞りをしたけど、液体なんて一滴も出てこない!という人もいるのではないでしょうか?
その場合は、
A.サロンや病院に連れて行きましょう
大体500〜1000円ぐらいで、こうもんせん絞りをしてくれますよ。
Q.こうもんせん液の色が変だけど大丈夫?
こうもんせん液の色が変だけど、これって普通なの?というひといらっしゃいませんか?
結論から言うと、こうもんせん液の色は
A.茶色、透明、白、薄黄緑なら問題なし!
ただし、血が混ざっているなど明らかに色がおかしい場合は、動物病院に相談することをお勧めします。
まとめ
今回は、自宅でのこうもんせん絞りに関して紹介しました。
こうもんせんは、月に1回程度絞らないとこうもんせん炎など病気になってしまうこともあるので、頻繁にケアしてあげましょう!