犬と一緒にお風呂に入ってみたい!と思ったことはありませんか?
人間はお風呂にしっかりと浸かって体の疲れを取ることが良いとされていますが、そもそも犬がお風呂でバスタブに入るのは大丈夫なのでしょうか?
また犬とお風呂に一緒に入ることの、衛生面も気になると思います。
今回は犬と一緒にお風呂に入っても大丈夫なのか、一緒にお風呂に入る場合に注意する点はなにか?等の疑問にプロのトリマーがお答えします。
こんな方におすすめ
- 犬と一緒にお風呂に入れるのか、知りたい!
- 犬と一緒にお風呂に入る時の注意点が知りたい!
犬は、そもそもお風呂に入って大丈夫?
人間と同様に、犬もお風呂で温浴すると、血流がよくなったり、リラックス効果が得られます。
実際にトリミングサロンでも、マイクロバブルバスや炭酸泉温浴などのオプションコースを設けている店舗が多くあります。
しかし、温浴の方法を間違えると、心臓に負担がかかったり、脱水症状の原因にもなってしまいます。
十分気をつけましょう。
それでは、犬と人間が一緒にお風呂に入ることは大丈夫なのでしょうか?
犬と人間が一緒にお風呂に入って大丈夫?
結論から言うと、犬と一緒にお風呂に入るということはあまりおすすめできません。
犬と一緒にお風呂に入ると良くない理由は、次の2つになります。
・人畜共通感染症になるリスクがあるから
・犬のお風呂の温度は34〜37度が適温だから
犬と一緒にお風呂に入ると良くない理由① 人畜共通感染症になるリスクがあるから
人畜共通感染症というのは、動物から人に感染する病気のことです。
犬と一緒にお風呂に入ることで、犬が持っている菌が間の体の粘膜から侵入し、感染症になってしまうリスクがあります。
しかし健康な人は、免疫力を持っているので、ほとんどの場合感染することはありません。
免疫力が下がっている時や、体の弱いお年寄り、持病を持っている人は、感染が起きるリスク高いので、絶対に犬と一緒にお風呂に入らないでください。
犬と一緒にお風呂に入ると良くない理由②犬のお風呂の温度は34〜37度が適温だから
犬は、汗をかくことができないので、体温調節が苦手です。
通常の人間は40度程度のお風呂を好むことが多いですが、犬を40度のお風呂に入れると、心臓に負担がかかったり、脱水症状などになってしまう可能性があります。
しかし34〜37度のお風呂は、人間にとってぬるく、風邪をひいてしまう可能性があるので、犬と一緒にお風呂に入ることはおすすめしません。
それでも、犬と一緒にお風呂に入りたい!という方へ
①お風呂の時間は、5〜10分
犬をお風呂に入れる時は、34〜37度のお湯に5〜10分入れるのが理想的です。
ぬるいお湯でも10分以上お湯に入れると、脱水症状などの原因になってしまいます。
短い時間でも、犬がハッハッと荒い呼吸をしていたら、すぐにバスタブから出しましょう。
②人間用の入浴剤は使わない
人間用の入浴剤は、人の皮膚に合わせて作られているので、犬の皮膚には刺激が強いです。
皮膚が荒れたり皮膚病の原因になってしまうので、絶対に使用しないでください。
入浴剤の代わりにおすすめなのが、マイクロバブルです。
マイクロバブルは、犬にも人間にも血流促進や毛穴汚れの除去などの効果があり、ペットサロンや美容院などでも使用されています。
③お風呂から出た後は、しっかり体を洗う
お風呂から出た後は、犬も人間もシャンプーでしっかり体を洗い細菌を落としましょう。
犬を洗うときには、シャンプーをネットでしっかりと泡だててから洗ってあげて下さい。
シャンプーをしっかり泡立てることで、洗浄力が上がり、お風呂から出た後の仕上がりと匂い持ちが持続します。
まとめ
今回は犬と一緒にお風呂に入ることについて、以下の5項目でご紹介しました。
トリマーの私個人の意見としては、犬と一緒にお風呂に入ることはおすすめしません。
しかし、どうしても犬と一緒にお風呂に入りたい!という方は、ご紹介した注意点に十分気をつけて温浴してみてください!