犬をシャンプー後、家の中を走り回って大暴れしている光景を見かけませんか?
ドライヤーをかけたいのに、犬が家の中で暴れてしまい乾かせなくて困っている飼い主さんもいらっしゃると思います。
犬がシャンプー後に暴れてしまうのには、理由があります。
今回は、犬がシャンプー後暴れる理由や、暴れるのを防ぐ対処法などをご紹介します。
犬がシャンプー後に暴れるのは嬉しいわけではない!
犬がシャンプー後に、部屋を走り回ったり、ソファやカーペットに体をすりつけたりして、暴れていると、「シャンプーをしてもらってきれいになったから嬉しいんだな」と思う飼い主さんもいらっしゃると思います。
しかし犬はシャンプー後に、嬉しいから暴れている訳ではないんです。
次から、犬がシャンプー後に暴れる理由をご紹介します。
犬がシャンプー後に暴れる理由は?
消えてしまった自分の匂いを再びつける為
犬がシャンプー後に、暴れる理由のひとつめは、シャンプーで、消えてしまった自分の匂いを再びつけるためです。
これは、シャンプー後に部屋を走り回るというよりも、ソファやカーペットなどに体をすりつける行動に繋がります。
犬は元々、自分の匂いで縄張りを主張し、他の犬のことを知るために、お互いの匂いを嗅いでコミュニケーションをとります。
よくお散歩で、犬同士がおしりの匂いを嗅ぎ合っているあの行動です。
そのための自分の匂いがシャンプーで消されてしまうと、家の自分の匂いのついたソファやカーペットに自分の体をこすりつけて、自分のコミュニケーションツールである匂いを取り戻そうとするのです。
シャンプーのストレスを解消する為
犬にとってシャンプーは、突然お風呂場に連れて行かれ、シャワーをかけられ、じっとして洗われないといけないので、ストレスである場合が多いです。
人間だとしても、突然水をかけられ、身動きが取れない状況に置かれたらストレスになってしまいますよね?
また犬によっては、体を逆撫でされることを嫌うわんちゃんもいます。
シャンプーをするときは、必然的にわしゃわしゃと洗わないといけないので、逆撫でされながら洗われることが、ストレスになっている犬もいます。
その身動きが取れない状況や、わしゃわしゃと逆撫でされなければならない状況から、解放された反動で、犬は、シャンプー後に暴れてしまうことが多いようです。
体の水分を飛ばそうとしている
シャンプーをしていると、犬が体をブルブルさせて、水気を飛ばすことがよくあると思います。
体が水で濡れたままでいると、犬も体が気持ち悪かったり、寒かったりするので、本能的にブルブルして水気をとばします。
シャンプー後も、同じ原理で体をブルブルさせたり、ソファや、カーペットに体をすりつけたりして、水分をとばす動作をする犬がいます。
犬がシャンプー後に暴れる時の対処法
シャンプーの種類や洗う頻度を変えてみる
シャンプーの匂いによって、自分の匂いが消えてしまうことは、犬にとってストレスだということをご紹介しました。
特に香りの強いシャンプーは、人間にとってはいい匂いであっても、犬にとっては強い匂いで自分の匂いを消すストレスの要因になってしまいます。
シャンプー後に、匂いが原因で犬が暴れてしまう場合は、香りの強すぎないシャンプーに変えることをおすすめします。
またシャンプーを洗う頻度が多ければ多いほど犬にとっては、自分の匂いを消す頻度が増えて、よりストレスになってしまいます。
出来るだけ、シャンプーを使いすぎず、お湯洗いで済む場合は、シャワーで洗うだけにしてあげてください。
出来るだけストレスのないやり方でシャンプーする
犬にとってシャンプーをするということは、ストレスがかかるということをご紹介しました。
犬によっては、シャワーの水圧がこわいという犬や、洗いながらわしゃわしゃされて、逆撫でされることを嫌がる犬も多くいるので、
出来るだけシャワーの水圧は弱く、優しく洗ってあげることをお勧めします。
またシャンプーが、終わった後はたくさん褒めてあげましょう。
まとめ
今回は、犬がシャンプー後に暴れる理由や対処法に関してご紹介しました。
犬がシャンプー後に暴れる原因は、匂いやストレスなどが原因であることがほとんどです。
しかし、犬をシャンプーする上で、シャンプー剤を使わないでノンストレスで洗ってあげることは、なかなか難しいので、出来る限り犬に負担がかからないようにシャンプーをしてあげることをお勧めします。