犬の足裏バリカンのやり方がわからない。と悩んでいませんか。
結論から言うと、犬の足裏バリカンは、次の4つの手順で自宅でも簡単に行うことができます。
➀保定する
➁肉球を指で開く
➂肉球の間の毛を刈る
➃肉球のきわの毛を刈る
ただし、はじめて自宅で足裏バリカンをしようと思っている人は、バリカンで怪我をさせないか心配、具体的なやり方がわからない、など不安がありますよね。
そのためこの記事では、初心者でも怪我をさせず簡単に犬の足裏バリカンをする方法を動画で詳しく紹介します。
●犬の足裏バリカンは何ミリでやるの?
●犬の足裏バリカンのやり方は?
●おすすめの足裏用バリカンは?
●怪我をさせないで足裏バリカンをやるコツは?
●もし怪我をさせてしまったらどうすればいい?
最後まで読むことで、怪我をさせにくいのによく刈れると噂のおすすめの足裏用バリカンも紹介するので、是非参考にしてください。
犬の足裏バリカン基礎知識
犬の足裏バリカンは、次の目的のために行うことが多いです。
・毛が伸びて足元が滑るのをふせぐため
・肉球の間が毛で蒸れるのをふせぐため
犬の足裏は本来肉球が滑り止めになるのですが、愛犬の足裏の毛が伸びていると肉球に被ってしまい、フローリングなどでツルツル滑ってしまいます。そのまま放置しておくと犬の足が悪くなってしまうことも・・・。
そのため、足裏バリカンの頻度は大体1~2か月に1回程度がベター。もちろん個体によって毛が伸びるスピードは異なるので、伸びてきたなーと思ったらカットしてあげましょう。
バリカンの刃は1ミリ以下を使う!
愛犬の足裏バリカンをかけるときには、0.5~1ミリのバリカンを使用して下さい!
というのも、犬の足裏は毛で蒸れないよう、毛が無いようにするのが基本だから。さらに犬の足裏は、皮膚が薄く、2ミリ以上で使用すると刃が引っかかりケガをしやすくなってしまうからです。
ただ、自分が持っているバリカンの刃の長さがわからない!という人も中にはいるでしょう。
今持っているバリカンが、足裏や肛門回りなど部分美容専用のバリカンであれば、設定などはせず、そのまま使ってOKです。
胴体の毛を刈る専用のバリカンは、刃先の長さを変えることができる製品もあるので、以下の写真のようにダイアルを回して、刃を1ミリ以下にセットしてください。
刃先の長さを変えられないバリカンの刃先は、ほとんどの場合1ミリだと考えてOKです。心配な方は、商品名を検索すればHPに刃の長さが記載されているので、確認してみましょう。
犬の足裏バリカンのやり方
犬の足裏バリカンは次の流れで行いましょう。
➀保定する
➁肉球を指で開く
➂肉球の間の毛を刈る
➃肉球のきわの毛を刈る
順を追って詳しく説明していきます。
犬の足裏バリカンのやり方をまとめた動画はこちら↓
➀保定する
まず犬の足裏バリカンをする前に、犬が動かないように保定しましょう。
犬の保定方法は、犬を台の上にのせて、脇で抱えて抑えてください。(後ろ足の場合、次の写真のように)
あまり強く保定してしまうと犬に負担がかかるので、最低限の力で抱えましょう。
わかりにくいという人は、次の動画を参考にしてください。
➁肉球を指で開く
次に足裏の肉球を指で開きましょう。
具体的に言うと、次の写真のように、親指と人差し指で肉球のサイドを開くようにもつということです。
しっかりと肉球を指で開いて作業しないと、バリカンの刃が皮膚に引っ掛かり怪我をしてしまうことにもなりかねません。
初めての場合、やりづらいとは思いますが、これだけはしっかりを行ってくださいね!
➂肉球の間の毛を刈る
それではいよいよバリカンで肉球の毛を刈っていきましょう。
バリカンで刈っていく場所は、以下の画像の赤い部分。
先ほどのように肉球を指で開いたまま、バリカンを手前に動かして刈っていきます。(写真の矢印の方向)
バリカンは皮膚につけたままゆっくり動かしてくださいね。
➃肉球のキワの毛を刈る
最後に肉球のきわの毛を刈っていきましょう。この作業は、すこし難しいのでバリカンの扱いに慣れてきた人だけでOKです。
刈っていく場所は、以下画像の赤い部分です。
以下の写真のように、肉球の指と指の間の毛をかきだして、無駄な毛をバリカンで刈っていきます。
このとき、肉球の間にバリカンをひっかけないように十分気を付けながら、バリカンで刈っていってくださいね。
犬の足裏用バリカン!おすすめ2選
犬の足裏用バリカンでおすすめの商品は次の2つ。
- 【初心者におすすめ】パナソニック ペットクラブ部分用
- 【小さい犬を飼っている人におすすめ】WAHL ペットスタイリーク
それぞれ詳しい内容を見ていきましょう。
パナソニック ペットクラブ部分用
※2021年5月現在Amazonでの取り扱いはありません。
犬の足裏用バリカンのおすすめは、パナソニックのペットクラブ部分用です。
このバリカンの最大のおすすめポイントは、怪我をさせづらい安全性の高さ。通常のバリカンと異なり、刃先が丸く加工されているので、バリカン負けをさせてしまうことがほとんどありません。
刃先が丸い加工というだけなので、切れ味はかなり良く、刃の目も細かいので足裏の細かい毛もすっきりつるつるにすることができますよ!
刃先の幅も3センチなので、足裏バリカンにはかなりちょうどよいサイズです。
まとめるとこんなひとにおすすめ・・
- バリカン初心者(怪我をさせたくない人)
- 犬の部分カット用のバリカンが欲しい!
WAHL ペットスタイリーク
世界のトリミングのプロが絶賛するウォール社のバリカンです。
このバリカンの最大の特徴は、かなり細い刃先。幅は9ミリほど。
先ほどのパナソニックのバリカン(刃先3センチ)と比較すると1/3の刃幅なので、足裏が小さい子犬や細かいところまできれいにしたい!という人におすすめです。
ペン型なので、持ちやすいですよ。
まとめると、こんなひとにおすすめ・・・
- 足裏が小さい犬を飼っている
- 細かいところまできれいにしたい!
犬の足裏バリカンに関するよくある疑問
怪我をさせる事はない?
結論から言うと、犬の足裏バリカンで100%怪我をさせることはないとは言い切れません。
はじめて足裏バリカンをする方や犬が暴れてしまう場合などは、特に怪我をさせやすいです。
そのため、初めて犬の足裏バリカンをする際や犬が暴れるときには、次の方法を試してみてください。
作業は1日に1ヵ所のみにする
初めて犬の足裏バリカンをする場合は、1日1か所程度、少しづつ作業するようにしましょう。
というのも、慣れないうちに1日に4つの足裏バリカンをすると、集中力も途切れやすく怪我をさせやすいため。犬が暴れてしまう場合はなおさらです。
最初のうちは、一ヵ所ずつ作業を行い、終わったらおやつをあげると犬も足裏バリカンの作業に慣れてくれますよ!
2人で作業を行う
初めて足裏バリカンをする場合は、2人がかりで作業をすることをおすすめします。
初めての場合、犬も緊張して暴れてしまうことが多いので、1人に犬を抑えて(保定して)もらうためです。
足裏バリカンの最中、保定しているほうの人は犬に声をかけながら作業すると、犬も落ち着いてくれることが多いですよ!
もし怪我をさせてしまったら…
犬の足裏バリカンで怪我をさせてしまったら、以下の流れで対処しましょう。
➀コットンやティッシュペーパーで止血する (傷が深い場合はすぐに動物病院に連れていく)
➁消毒する(犬用の消毒液がない場合は、イソジンやオキシドール)
➂数日様子を見る(犬が舐めるなどして、傷がうんでしまう場合は動物病院に連れていきましょう。)
傷が深くない場合は、止血して消毒すれば、そこまで神経質にならなくても大丈夫です。人間が少しカミソリ負けしたのと同等の傷であることが大半なので!
※詳しい情報が知りたい方はバリカン負けの症状・対処法の記事をご覧ください。
まとめ
今回は、犬の足裏バリカンのやり方について紹介しました。
犬の足裏バリカンは、次の流れで行います。
➀保定する
➁肉球を指で開く
➂肉球の間の毛を刈る
➃肉球のきわの毛を刈る
初心者の方は怪我をさせないように少しづつ作業をするようにしてください。犬が暴れてしまう場合は、2人がかりで作業しましょう。